出版社内容情報
現代の日本に生きる私たちは,仏教,儒教,道教などの東洋思想の伝統の中で育ちつつ,西洋哲学からも深い影響を受けてきた。「今日,人間はいかに生きるべきか」という人生観・世界観の根本知と現代哲学が抱える諸問題を,現代日本に生きる立場からわかりやすく解説した書。始めに東西の思想史の流れと伝承を振り返り,現代哲学の諸傾向を概観,後半では哲学的問題を,科学,人間,倫理,芸術,宗教の5分野にわけ深く掘り下げている。「東洋思想と西洋哲学」「科学的認識と人間的生き方」「現代哲学の生成」「他者との共同存在と倫理の問題」などの章で構成。
1.哲学の現在と日本
2.東洋思想と西洋哲学
3.古代中世哲学と現代
4.近代哲学の登場とうねり
5.科学的認識と人間的生き方(その一)
6.科学的認識と人間的生き方(その二)
7.ドイツ観念論から現代哲学の胎動へ
8.現代哲学の生成(その一)
9.現代哲学の生成(その二)
10.現代哲学の生成(その三)
11.科学技術と自然および歴史の問題
12.人間の本質論と自己の問題
13.他者との共同存在と倫理の問題
14.美的情念と芸術の問題
15.運命の力と生存の意義の問題
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