出版社内容情報
イメージというものに多角度からアプローチし、心理臨床の神髄と可能性を探究していくものである。
まず、さまざまなイメージの世界にふれることからスタートし、自然と人との関係、文化的要因、アートとの結びつきを踏まえたうえで、心理臨床を営むにあたり、いかに豊かなイメージを必要とするか、最前線の現場の声も届けていく。
初学者から専門家を目指すものまで、幅広く心理臨床を中心としたイメージというものとその扱いにふれられるように、イメージの世界を展開し、概観していく。
目次
1 イメージをめぐる物語
2 イメージの本質
3 言葉とイメージ
4 自然とイメージ1
5 自然とイメージ2
6 自然とイメージ3―火と水の祭り
7 自然とイメージ4―海と山の祭り
8 自然と人1
9 自然と人2
10 身体性とイメージ1
11 身体性とイメージ2―音・音楽と人との響き合い
12 イメージの現場から1―異文化と芸術療法(アートセラピー)
13 イメージの現場から2―精神科病院における芸術療法
14 イメージの現場から3―素材と環境
15 イメージの力
著者等紹介
佐藤仁美[サトウヒトミ]
1967年静岡県に生まれる。現在、放送大学准教授・臨床心理士・芸術療法士・公認心理師。専攻、臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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