出版社内容情報
週刊SPA! 人気連載、待望の書籍化!??不夜城、眠らない街、東洋一の歓楽街。そんな言葉で表現される歌舞伎町の片隅で看板のない何でも屋を営むリーのもとには、昼夜を問わず厄介なトラブルが舞い込む。ポンジスキームと呼ばれる詐欺で荒稼ぎする詐欺師たち。それらを配下に収める暴力団。闇金業者に未成年売春シンジケート。彼らと激しく衝突し、時に共闘しながら時代を泳ぐリーには、忘れられない過去があった。?
内容説明
不夜城、眠らない街、東洋一の歓楽街。そんな言葉で表現される歌舞伎町の片隅で看板のない何でも屋を営むリーのもとには、昼夜を問わず厄介なトラブルが舞い込む。ポンジスキームと呼ばれる詐欺で荒稼ぎする詐欺師たち。それらを配下に収める暴力団。闇金業者に未成年売春シンジケート。彼らと激しく衝突し、時に共闘しながら時代を泳ぐリーには、忘れられない過去があった。
著者等紹介
Z李[ゼットリー]
座右の銘は「給我一個機会、譲我再一次証明自己」。経歴不詳、表と裏の境界線上にいるインフルエンサー。Twitterのフォロワー約75万人超。週刊SPA!にて同名小説を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nonpono
67
コロナ禍、会社がいきなりつぶれて途方に暮れ20年ぶりにSPAを。なぜだなわからない。そんなときに出会った歌舞伎町が舞台の連載。虚無感とため息しかなかったわたしの隙間になじんだ連載。仮想通貨に換金を歌い詐欺師達が踊るが、祭りの後はババ抜きになる。誰がババを掴むか、逃げ切るか。トー横女子のお話。売春しても帰りたくない家。だけど課金したい推し。昨年、歌舞伎町を歩いたら、朝から処方箋のカラの横に眠る男、車に押し込まれる泥酔のドレスの女、ストゼロをストローでちゅうちゅう吸うツインテール、現実も進行形で鮮やかなのだ。2025/04/26
ゆのん
57
知らなかったのだが、Twitterで人気のある方らしい。あまり得意ではないノワールだが、この作品はノワール中のノワール。あまりにも描写にリアル感があり『フィクションだよね?』と思わず問いかけてしまう。普通の町で普通の生活をしている私には分からない専門用語(?)も多かったので読了まで時間がかかってしまった。いよいよ物語が大きく動くかなっていう感じの所で上巻が終わってしまった。下巻が楽しみ。2023/04/20
one_shot
26
読み友さんより。新宿歌舞伎町で探偵を営むリーのところに舞い込むチンケな事件。弟分の純ちゃんに巻き込まれて事件に深入りするうちに、いつしかしっかり虎の尾を踏んでいる二人。そこには新宿鮫ほどのロマンは無く、テトリスのようにとっとと一列消して早く帰ってビール飲みたい、というどこか投げやりな筆致が気持ちよい。いやー面白かった。久々に一気読み。下巻、早よ。2023/04/25
JILLmama
18
歌舞伎町にまつわるストーリー。トー横キッズたちとか、ヤクザとか半グレ、水商売の方々。話があっさりし過ぎていて記憶に残らないかも。残念。2023/07/21
昼夜
14
新宿歌舞伎町の事件を解決しない探偵が見る社会の裏側。流れるような会話のテンポや独特の言葉のチョイスがなんかリアルでその場の生の会話を聞いてるみたいだけど、実際にその場では聞きたくない、フィクションだから面白がれたな。2023/05/08