内容説明
年金基金と運用機関の新たな関係。
目次
第1章 年金資産の運用・管理の変遷
第2章 年金制度―フィデューシャリー・マネジメントの背景
第3章 フィデューシャリー・マネジャーの役割―チーフ・アドバイザーとして
第4章 投資方針の決定
第5章 資産・負債モデルとフィデューシャリー・マネジャー
第6章 フィデューシャリー・マネジメントの実践―ポートフォリオ構築
第7章 コースを走る競走馬の選定―運用会社の選定と監督
第8章 運用成果の測定とベンチマーキング
第9章 オランダにおけるフィデューシャリー・マネジャーの経験とその後の発展
第10章 フィデューシャリー・マネジメントについてのまとめ:事実と誤解
参考資料 フィデューシャリー・サービスの提供者
著者等紹介
ヌーネン,アントン・ヴァン[ヌーネン,アントンヴァン][Nunen,Anton Van]
1998年以来、機関投資家ならびに個人投資家向けコンサルティング会社である“Nunen & Partners”の代表を務める。顧客には、数多くのオランダ内外の大手機関投資家を含む。フィデューシャリー・マネジメントの概念を研究するだけではなく、オランダの大手健康保険会社であるVGZ‐IZA、キャピナ(Campina)年金基金そしてヤーデン(Yarden)保険会社などの顧客に対して、フィデューシャリー・マネジメントを実践している。ティルバーグ(Tilburg)大学で経済学博士号取得。同大学にて、12年間にわたり、准教授として務めた
大輪秋彦[オオワアキヒコ]
1975年に日本アイ・ビー・エム株式会社入社。財務・計画・リース部門等を経て財務副部長年金担当。企業財務協議会(円滑化協議会)・経団連等の年金委員会(ワーキング・グループ)、国民年金基金連合会の資産運用委員会等の委員を務める
岡本卓万[オカモトタクマ]
1988年に三菱信託銀行に入社。銀行勘定でのALMシステムの開発、ALM戦略の企画、年金のポートフォリオ分析業務に従事。2004~2005年にコロンビア大学日本経済研究所客員研究員を務めた後、2005年より三菱UFJ信託銀行年金運用部、運用コンサルティング業務に従事。1988年東京工業大学大学院を修了。大学では経営工学を専攻。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)
沖忠美[オキタダハル]
2006年に全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)入会。資金証券部にて有価証券運用に従事。全労済入会以前は、日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)にて、内外拠点に置いて投資顧問業務および証券運用業務に従事。1987年東北大学経済学部卒業、1996年ペンシルバニア大学ウォートン校にて経営学修士
佐野邦明[サノクニアキ]
1975年に三菱信託銀行入社。主に企業年金の数理計算関連業務に従事。年金業務部長、年金コンサルティング部長を歴任した後、現在、三菱UFJ信託銀行年金コンサルティング部専門顧問。1975年学習院大学理学部数学科卒業。年金数理人、日本アクチュアリー会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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