出版社内容情報
「私は決して外さない」
1917年、ロシア革命。1941年、独ソ戦。
激動の時代を生きたふたりの女の「信念」の物語。
1917年、革命下のモスクワ。十余年政治犯として収監されていた社会革命党(エス・エル)の活動家にして狙撃者・スウェトラーナは恩赦による釈放後、おじが率いているエス・エルの戦闘団の元に親友ファーニャとともに向かうが、アジトの様子は一変していた。スウェータの収監中におじは暗殺されており、かつての恋人にして新たなリーダーとなったカジミールや仲間からは裏切りを疑われる始末。苦悩に揺れるスウェータは潔白を証明すべく、おじの仇たるボリシェヴィキ方の暗殺者・オルロワを追う決意を固めるが……。
一方1941年、独ソ戦のさなか、一人の少女・ミラが包囲されたレニングラードから祖父母のもとへ疎開する。厳格な盲目の祖母との田舎での生活に戸惑うミラだったが、ある日、ドイツ軍の蛮行を目にし──ふたつの時代を結ぶ歴史巨編、ここに開幕。
【目次】
内容説明
1917年、革命下のモスクワ。十余年収監されていた活動家・スウェータは釈放後、おじが率いる戦闘団の元に向かうが、アジトの様子は一変していた。おじは暗殺されており、仲間からは裏切りを疑われる始末。スウェータは潔白を証明すべく、おじの仇たる暗殺者オルロワを追う…。一方1941年、独ソ戦のさなか、一人の少女・ミラがレニングラードから祖父母のもとへ疎開する。盲目の祖母との生活に戸惑うミラだったが、ある日ドイツ軍の蛮行を目にし―ふたつの時代を結ぶ歴史巨編、ここに開幕。
著者等紹介
ザーブ,ガブリエーラ[ザーブ,ガブリエーラ] [Saab,Gabriella]
ミシシッピ州立大学卒業。出身地であるアラバマ州モービルに在住のレバノン系アメリカ人。歴史小説を書いている
仁木めぐみ[ニキメグミ]
翻訳家。東京都出身。主な訳書にサム・ナイト『死は予知できるか―一九六〇年代のサイキック研究』(亜紀書房)、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(光文社古典新訳文庫)、ヘレン・トムスン『9つの脳の不思議な物語』(文藝春秋)、ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』(新潮社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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