出版社内容情報
◆人の直感はパワフルで本能的で、まるでゾウのよう。
◆ゾウを【ナッジ】で後押しすれば、人の心も動きはじめる
【ナッジとは?】「そっと後押しする」「ひじで軽くつつく」といった意味。人の心を優しく刺激して、よりよい行動へと動かす工夫。提唱者のリチャード・セイラー博士は2017年ノーベル経済学賞を受賞。現在、世界各国政府や行政によって行動経済学としてのナッジがあらゆる局面で戦略的にとり入れられている
「人の直感は大きくパワフルだが面倒くさがり屋な面があり、制御が難しい」ということを知っていると、コミュニケーションのありようが変わります。行動経済学は、人の直感をゾウに見立て、どう付き合っていけばいいのかを教える学問です。例えば、ゾウ(直感)は、時間帯によって話の受け止め方が変わり、話の最初と最後の印象を強く持つことがわかっています。こういった習性をうまく制御したり刺激したりして、望ましい行動へと促すのが【ナッジ】です。ゾウの習性は知れば知るほど、人との接し方が見えてきます。本書は、ナッジの第一人者である著者による、明日から誰でも使える【ナッジ】を優しく説いた一冊です
内容説明
人の直感はパワフルで本能的で、まるでゾウのよう。TED×トークで人気の話が書籍化されました。あなたの悩み、行動経済学“ナッジ”で解決!
目次
第1章 なぜ正しい行動ができない?(知識と行動にはギャップがある;象(直感)と象使い(理性)の関係性
行動を邪魔する習性
認知的不協和とストレス
象を動かす4つの段階
ナッジのメリットとデメリット
ナッジを使ってみる)
第2章 象を動かすには?(実践的なナッジの使い方;象が行動したくなるEAST;象に一歩を踏み出させる手順;面倒をなくす;象の背中を押す)
第3章 ナッジで問題解決(身の回りをきれいにするためのナッジ;ミスを減らすためのナッジ;残業を減らすためのナッジ;ダイエットのためのナッジ;消毒液を利用してもらうためのナッジ;省エネを促すためのナッジ;組織で使われているナッジ)
著者等紹介
竹林正樹[タケバヤシマサキ]
青森県生まれ。青森大学客員教授。立教大学経済学部卒業後、University of Phoenix大学院にてMBAを取得。青森県立保健大学大学院博士課程修了(博士“健康科学”)。行動経済学を用いた公衆衛生を研究。政府の日本版ナッジ・ユニット有識者委員などを通じて行政や企業のナッジ戦略を支援。軽妙な津軽弁で年間200回以上の講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかしー
はとむぎ
こば
乱読家 護る会支持!
なーちゃま
-
- 和書
- ハート先生の心電図読本