内容説明
二十世紀末のメイン州。中世史を専攻する歴史学者メレディスは現在、中世のヴァイキング船を建造し、彼らの航海術を現代に再現する計画に取り組んでいた。ある日の夜、帰宅した彼女は室内で男に襲われる。男はヴァイキングの衣装をまとい、意味不明な言動でメレディスを混乱させたが、しばらく後に彼が正真正銘のヴァイキングであると判明。乗っていた船が難破し、時空を超えて現代に迷い込んだというのだ…。堅物な大学教授と野性味満点のヴァイキングが織りなす破天荒なラブストーリー!
著者等紹介
ヒル,サンドラ[ヒル,サンドラ] [Hill,Sandra]
1994年にデビュー作『Reluctant Viking』を発表。ロマンティック・タイムズ誌の“永年功労賞”受賞者
笹月波子[ササズキナミコ]
一橋大学社会学部卒業。ミステリー、ロマンス小説の翻訳を数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
31
祖父の遺志を継ぎバイキング船を造る歴史学者メレディス。帰宅すると侵入していた男が襲いかかってきた。暖炉でウサギを焼いていたその男は、1000年昔から飛ばされてきたヴァイキングだった!下着売り場ではしゃぎ、電動工具売り場で目を輝かせ、あらゆる文明の機器を使いこなし、オレオをこよなく愛するヴァイキングをひたすら愛でる一冊。その仕草はとことん笑わせてくれるが、メレディスとの恋は押したり引いたりと焦らされ具合が最高!国を救う使命を帯びたゲロルフは自分の世界に戻ってしまうのか…それとも…とても印象に残るストーリー!2018/07/03
eko
19
なんだろこのロマンスw 翻訳ロマンスの奥行きを強く感じた一冊。千年の時空を超え現代のヒロインの元へ突如現れたヴァイキング。ゲロルフの逞しい肉体と精神力から放たれるキュートっぷり♡にやられた〜ウチにもゲロルフ1人欲しいw これがもしジェイミーだったら...と考えずにはいられなかった♡ポロシャツにスラックスにバイキングのベルトw 可愛いすぎる♪ で、いつするんだ?と思いながら終盤ようやく結ばれたね!ヒロインの気持ちわかるけどいつまでたっても素直になれないところはイマイチ。また1人忘れられないヒーローが増えたw2016/11/09
Michelle
17
あらすじなんてものはあってないような話で、ただ中世のヴァイキングを現代によんでひたすらイチャコラしたいという、作者の妄想を書き連ねた話。読んでるこちらが恥ずかしくなるのだけど、ある意味、こんな風に愛されたいという欲望に忠実で、振り切れていてご立派。ヒーローがティム・アレンの“ホーム•インプルーブメント”というDIYのドラマ好きという設定。90年代のアメリカ人、ティム・アレン好きだったよなあ。私はあのノリが昔から苦手だったので、こちらの作品の方も冷めてしまってダメだった。2022/03/14
Miyuki_fsog
17
イイ意味で思ってた内容と全く違いました❤積んだ時は、もっと重たいストーリーかと思ってたけど 読み友さんが「面白かった‼」とつぶやいていて…そして、ホントに笑える面白さがありました‼ 事件も戦もない ロマンスonlyな、そしてエロくて(≧∇≦)❤2017/08/05
アカツキ
15
ヒーロー一族が登場するタイムトラベル・シリーズ1作目。中世史の歴史学者ヒロインは亡き祖父からヴァイキング船による航海プロジェクトを引き継ぐが船大工がいなくて行き詰っていた。帰宅したヒロインはヒーローに襲い掛かられるが、よく話を聞いてみると本物のヴァイキングで船が難破した際に時空を超えてしまったらしく…。ラブコメとわかって気楽に読むぞーと思っていたらヒロイン妹と元夫がねぇ…。物語はハッピーエンドだけどヒロインはこれからも家族に悩まされそう。ヒーローの大好物オレオを食べながら読みたい話。2021/06/23