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扶桑社ロマンス
嵐に舞う花びら〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 493p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594061708
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

クリスチャンはロンドン社交界の寵児だった。シャーヴォー公爵、名うての放蕩者。そして天才的な数学者。そんな彼が決闘で命を落としたとの噂が流れ、彼の共同研究者を父に持つ敬虔なクエーカー教徒のマディーは驚き悲しむ。しかし彼女は、ある日訪れた親族が経営する養護院の独房で、公爵と衝撃の再会を果たすことに。言葉を喪い、野獣のように荒れ狂う変わり果てた姿のクリスチャンと…。彼の看護を名乗り出たマディーの心に去来するものとは?伝説的名作がついにそのヴェールを脱ぐ。

著者等紹介

キンセイル,ローラ[キンセイル,ローラ][Kinsale,Laura]
地質学者として石油会社に勤務したのち、1986年に『The Hidden Heart』でデビュー。91年に『Prince of Midnight』でRITA賞(年間最優秀ロマンス)を受賞、05年には『黒き影に抱かれて』(二見書房刊)で同賞長編ヒストリカル部門の最優秀賞を受賞

清水寛子[シミズノブコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

26
オートミールぐらいでしか存在を知らなかった「キリスト友会・クエーカー」を敬虔に信じる女性が主人公です。クエーカーって教会の制度化・儀式化に反対し、質素ながらも神と向き合う当時のカルト宗教だったんですねえ。そりゃあ仲間だけが頼りだったことでしょう…。優れた数学者でありながら盲目である父を献身的に支える彼女。父の共同研究者であるものの自分たちの生き方とは真逆に位置しているお貴族様にいらつきつつも、彼の苦境を知り助けることに光を見出す前編は苦悩に満ちています。2018/06/04

shushu

2
設定がハードで積読本だったけど、読見始めたら止まらない。夜中3時まで起きて読み切った。クエーカーはアメリカのイメージがあったけど、イギリスにも宗教的に生きる人たちがいたのね。2016/04/12

黒崎ディートリッヒ

2
看護婦のアーキメデアは、ロンドン社交界の寵児、クリスチャン公爵が決闘で死んだと聴くが、彼女は働いているサナトリウムで偶然にも彼に出会う。だが、狂気に陥ったクリスチャンはすでに廃人と化していて?! 近世(近代?)イギリスが舞台のヒストリカル・ロマンス。ある意味すごい設定だと思った。完璧超人だったヒーローが狂気に陥ったせいで、サナトリウムに放り込まれているだなんて。何だか結末が予想できない。 まぁ本作のヒーロー、クリスチャンがそんな不運な目にあったのも、彼の度が過ぎた放蕩さのせいで、ある意味自業自得ですが。2014/09/21

nayui

2
★★★★☆2010/06/09

oneoeight

2
ヒーローがんばれ;; ヒロインは想像と違ったなぁー。もっと献身的かと(汗)後半変わっていってほしいナ。続く☆2010/06/03

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