医師と回転器―19世紀精神医療の社会史

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  • サイズ A5判/ページ数 245p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812210796
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3022

内容説明

19世紀初頭のベルリンシャリテ病院で起こったスキャンダルの社会的意味は何か?プロイセン精神医学とその医療技術を、同時代の国家、医学、大学をめぐる社会的ダイナミズムの中で再解釈する。

目次

第1章 医療技術とプロフェッション(技術と社会に関する議論の概観;医療プロフェッション―「関連集団」としての医師)
第2章 施設精神医学とモラル・トリートメント(精神医学のノーマライゼーション;施設精神医学と社会;施設改良運動・モラル・トリートメント・医学;モラル・トリートメント概論;モラル・マネージメント、モラル・トリートメント、心理療法)
第3章 雑誌メディアにおける心理療法(18世紀後半プロイセンにおける情報の流通と学術雑誌;精神疾患関連記事とその時代;モラル・トリートメントにおけるマニアとメランコリー)
第4章 シャリテスキャンダルと精神医学(ベルリン・シャリテ病院;シャリテスキャンダル)
第5章 施設精神医学と大学(スキャンダルと医学;モラル・トリートメントと施設精神医学の社会的コンテキスト;ドイツにおける精神施療院の展開)

著者等紹介

山中浩司[ヤマナカヒロシ]
1959年生まれ。京都大学経済学研究科博士後期課程単位取得退学。人間科学博士(大阪大学)。大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は、科学思想史、医療社会史、医療社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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