内容説明
ムリドン国の王子カイラーは、戦いで負傷し、吹雪のなかをさまよっていた。生死の境をさまよう彼は美しい女性に救われる。彼女は、“氷の海”に浮かぶ“冬の鳥”、ローズ城の主、女王デアドラだった。カイラーの世界では、伝説として語られているこの城は、魔女アーニャによって、永遠の冬に閉じ込められていたのだ。二人の愛の力は、この魔法を解くことができるのだろうか?ロマンスの巨匠が気高く美しい女性の恋と冒険をスリリングに描ききった、愛と魔法のファンタジー。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。彼女の作品はこれまでに約1億5千万部売れている。現在、メリーランド州に夫と二人の息子とともに住んでいる
石原まどか[イシハラマドカ]
1991年、東京女子大学英米文学科卒。ノーラ・ロバーツ、シャロン・サラなど主にロマンス小説の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アカツキ
13
リトルフェイト2作目。ヒーロー王子は戦帰りに残党兵に襲われ、雪が吹きすさぶ土地に迷い込んで行き倒れてしまう。女王ヒロインは深手を負ったヒーローを自分の城に連れて帰ると癒しの力を用いて命を救う。意識を取り戻したヒーローは自分が伝説の冬に閉ざされた城にいることを知り…。前作と同じくおとぎ話路線。ヒーローがちょっとチャラいのが気になったけれど、愛を自覚してからは情熱的でヒロイン一途に。短い話だけどしっかりロマンスしているし、エンディングも幸せいっぱいな様子を堪能できて大満足!2020/07/21
退院した雨巫女。
6
《母‐図書館》久しぶりのロマンス小説。ファンタジーの世界です。ノーラ・ロバーツさんは本当に久しぶり。おとぎ話みたいだけど、しっかりロマンス。2012/05/26
oneoeight
1
白馬の王子様ヒーローと気高い女王ヒロインとのお話。魔法で閉ざされた冬だけの世界で生きていくのは大変だろうなぁー(´_`。)そこらへんの描写が興味深かった。面白かったけど最後は「一国の王子、女王」目線じゃなくもっと個人的なロマンス目線だったら良かったのにと思う今日この頃。おとぎ話度☆5、また読みたい度30%2009/09/24