内容説明
燃えるような赤い髪と意志の強さを持ったマギーは、アイルランドのクレア県に工房を構えるガラス工芸家。ひたすら情熱の赴くままに制作を続ける彼女の家を、ある日ダブリンに本拠を置く国際的な画廊のオーナーであるローガンが訪ねてくる。彼はマギーの作品の独占販売権を申し出た。強引なやり方に最初彼女は反発するが、ローガンの提示した条件に心動かされ、これまで無縁だった華やかな世界に足を踏み入れてゆく…。個性の異なる姉妹の波瀾に満ちた生き方と愛憎を描いた三部作の幕開き。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。彼女の作品はこれまで約1億5千万部売れている。現在、メリーランド州に夫と二人の息子とともに住んでいる
清水はるか[シミズハルカ]
高知大学人文学部卒
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感想・レビュー
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mana
2
ガラス工芸家×画廊オーナー。この作者はどんな設定でも面白い。ただヒロインの気性がかなり激しく、あまり感情移入できなかった。★★★2020/02/15
oneoeight
2
再読。このお話スキ。舞台にアイルランドやらダブリンやら出てきてH/Hもイヴ&ロークを彷彿とさせます。ヒーローは育ちがいい真面目なダークさが抜けた仕事一筋ロークってカンジ。もちろんお金持ち(笑)そうじゃないとねd(・∀・。)また読みたい度100%2009/07/31
こえん
1
ヒロインがイヴを思い出させる感じで好み。母親との歪んだ関係や家庭環境、本人の激しい気性に芸術家気質なんてもろ好み。ただ、ヒーローが仕事中毒気味なところを除けばできすぎなのがなぁ…贅沢だけど。2009/03/21