内容説明
NHK教育テレビで24年間続いた幼児向け工作番組『できるかな』。人気者だったノッポさんは、テレビでずうっとしゃべらなかったけれど、本当はとってもおしゃべり。自分自身のこと、番組のこと、ゴンタ君や仲間たちのこと…。ダンスは大得意だけど、実は工作や絵を描くのは…。小さい頃、一緒に工作に夢中になったあなた、無邪気だったあの頃を大切にしているあなたへ、ノッポさんが書いたベストセラー・エッセイ。
目次
ノッポさんがしゃべった日
きのこ帽子の魔法使い1
商売もののあし
テレビ局へ
きのこ帽子の魔法使い2
ヘボ芸人の芸談1
ヘボ芸人の芸談2
ぼくの神様―フレッド・アステア
蛙の子は蛙
相棒達
きのこ帽子の魔法使い3
天才スイマー現る
地方名士の講演
もうひとつの仕事
講演は偉そうにやる
スーツに着替えて
四年経っても
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けい子
19
この方のお父さんが「日本のチャップリン」と言われていたほどの芸人さんで、その影響でダンスを始め、テレビに出演するまでになったそう。手先が実は不器用という話も書いてありましたが、そういえば‥たまに工作を失敗する場面があったような?子供ながらにそこも面白くて見ていた気がします。2023/05/13
豆ふうせん
0
「ノッポさんの足は長いですね」「いえ、そうでもありませんよ。でも、きれいには動きますがね」…NHKの工作番組「できるかな」収録の裏話、「ノッポさん」ではなくなった「高見映」としての思いなどが語られる。意外にもぶきっちょで、カッターを使うのもセロテープをきっちり貼るのも苦労したという。二十年以上もの間、「できるかな」の中ではひと言も声を発しなかったノッポさんの言葉を、本一冊分、読むことができてうれしかった。2018/06/16
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