内容説明
らんぼうで、やかましくて、いじわるで、やばんで、だらしなくて、きたない、みんなをこまらせてばかりいるエドワルド。でも、ほんとうは…。世界中の子どもたちに愛されている絵本作家ジョン・バーニンガムの愉快な絵本。
著者等紹介
バーニンガム,ジョン[バーニンガム,ジョン][Burningham,John]
1936年生まれ。現在、最も注目される絵本作家のひとり。1964年はじめて手がけた絵本『ボルカ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』(ともに、ほるぷ出版)で再度受賞した
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業。出版社勤務をへて、現在は北海道当別町で翻訳者として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
42
大人の言葉かけって大切ですね。扱いにてこずる子もこうやっていい面をうまく引き出していけばこんなにいい子になってしまうんだ。四月の読み聞かせにいいかもしれない。2018/04/16
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
37
ほめて伸ばす―――子どもはもちろん社会人にも大切な事だと思います。口うるさい大人たちから乱暴で、うるさくて、だらしなくて「世界一おぞましい子ども」と決め付けられてしまったエドワルド。その後、別の視点から彼を評価する大人たちが現れます。勇気があって、元気があって、気前がいい。嫌われ者から一躍ヒーローに!! でも、彼はずっと彼なのです。相手を受け入れる姿勢が関係性を変える鍵なのかも…と自戒を込めて。『チキチキバンバン』の原作が、バーニンガム氏と007のイアン・フレミング氏との共作だと初めて知りました。2014/05/30
たまきら
35
久々に。読みともさんもおっしゃっていましたが、この本は大人が読むほうが感じるものがある気がします。オタマ的には普段悪いことしている子がいい子より褒められたらずるい!という見方になるかもなあ・・・とふと気づきました。2019/04/22
けんちゃん
28
読友さんのご紹介本。子どもたちの絵本のタイトルに「おぞましい」なんて言葉を使うなんて!ゴーリー作品ならいざ知らず…などと思いつつ、ページをめくったら、フツーの男の子の登場でちょっとホッとしました。おぞましい男の子に仕立てちゃう大人のおぞましさにドキッ! 人との出会いってとっても大切なんですね、特に子どもにとっては…とあらためて感じるお話でした。2012/11/30
gtn
27
子の尊厳を認めることが教育の大前提。それができないのは、親が子を所有物と勘違いしている証左。干渉し過ぎる親も、無関心な親も、同根の過ちを犯している。2022/07/10
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