内容説明
カミカミゴックンの町では、一日に3回、空からたべものがふってくる。トーストにオレンジジュース、ソーセージにベイクド・ビーンズ、それからときには、羊の肉料理とゼリー。そんなふうにおいしい生活がつづいていたけれど、ある日天候が悪化して、ふってくるものがどんどん大きく、大量になった。スパゲッティが町をしばりあげ、ホットケーキが学校をつつみ、ミートボールが家をつぶして、町は大混乱。たまらなくなった人々は、パンでいかだをつくってにげだした…。
著者等紹介
バレット,ジュディ[バレット,ジュディ][Barrett,Judi]
たくさん子どもの本を書いている。賞をうけた『マクドナルドさんのアパート』のほか、『どうぶつはぜったい服をきてはいけない』など
バレット,ロン[バレット,ロン][Barrett,Ron]
昔は、「子どものためのテレビ研究会」のアートディレクターでコンサルタント。現在はニューヨーク在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーマン
32
ムスメが選んできた。タイトル二度見した。一ページ開いたら楳図かずおもびっくりするような絵に衝撃、そのつかみより濃い中身。なんだろ、このねちこい絵と淡々とした語り口の組み合わせは…(笑)食べ物降ってきたら主婦としては嬉しいですなぁ〜と微笑ましくなったのもつかの間、どんどん大変なことになっていくカミカミゴックンの町。とにかくインパクトのある絵本だった。2015/12/28
小夜風
26
【図書館】カミカミゴックンの町では一日に3回、空から食べ物が降ってきます。面白い話かと思ったら大災害でした。人物の表情が可笑しくて、クスクス笑いながら読みました。でも想像したら凄く不衛生で、やっぱり大災害ですね。2015/02/18
白雪ちょこ
25
発想がとにかく面白い。 もしも天気が全て食べ物だったら、という発想に子供心ながら、とても引き込まれたのを記憶にしている。 しかし、確かにファンタジー要素とは違い、現実問題。 降ってきた食べ物で、世界は大パニックになり、最終的に人間がまさかの食べ物に殺されかけるという、外国らしい展開にもハラハラした。 そして最後、それを語り継いでいる孫達の住む世界が、再びその世界になったというオチの所もよかった。
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
25
中学3年生に読み聞かせ。このナンセンスと恐ろしさがわかったかな?2015/06/29
はしけん
25
隣の小学校で、読み聞かせやってる仲良し父ちゃんのオススメ本。映画にもなってる。意外にブラック?2013/03/03