出版社内容情報
あかずきんちゃん、うさぎとかめ、ショウガパンぼうやなどの昔話をテーマにしたパロディ絵本、待望の復刊! ジョン・シェスカとレイン・スミスの名コンビが描く、ユーモアたっぷりに語られるたくさんのおとboけ話を読めば、抱腹絶倒まちがいなし。凝りに凝ったデザインも見どころのひとつ。
内容説明
グリム童話などの昔話が今の私たちのためにアップデートされました。完全なお話が10こ!ぜいたくな絵が25こ!
著者等紹介
スミス,レイン[スミス,レイン] [Smith,Lane]
ブラチスラバの金のリンゴ賞、銀のトチノキ賞、イラストレーターズ協会の銀メダル、その他受賞
青山南[アオヤマミナミ]
翻訳家、エッセイスト。絵本の翻訳を多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
18
パロディ絵本と言うには、ちょっといやいやかなり違和感を覚えるおふざけ絵本です。 著者は楽しんでいるのか、苦しんでいるのか、それともやけくそなのか、私自身が振り回されてしまいました。 短編がいくつか収録されているものの、残念ながら印象にのこりませんでした。2020/01/06
遠い日
15
『イカはいかようにしてもイカだーイソップが生きていたら話していたにちがいない、いやらしいたとえ話』を書いたシェスカらしい本。基本的に同じ路線だ。この空気を読むには世知に長けた、ちょっと擦れた大人でないと無理かもしれない。逆に、子どもが共感したらコワイ。おとぎ話でなく、「おとぼけ話」。わざとらしいおとぼけ感、満載だ。本の構成も抜群に凝っていて、楽しい。隅から隅まで、見逃せない。すっとぼけて、ブラックで、諧謔と嫌みに満ちていて、あぁ、楽しかった!2019/11/01
魚京童!
10
面白んだろうな。なんか疲れてるな。くどいっていうかくどいんだな。なんだろうね。これ。すごいなんというか、素晴らしいんだけど、くどい。そういう気分の時もある。こういうのが好きなときもあるけど、今がそうじゃない。それだけの話さ。2020/03/21
けいねこ
8
背表紙がおもしろいとツイッターで紹介されていて、手に取りました。先に背表紙読んで、中身を読んでから背表紙を読むと、二度楽しめます。中身は、おとぼけ話としてはおもしろいのだけど、いっぺんに全部読んだら、ちょっと疲れました。2021/03/28
ひなにゃんこ
4
★3 グリム童話などをパロディにした「おとぼけ話」が10話。語り手はジャック(と豆の木の)で、各話がジャックによって繋がれるメタ的構成。扉やら前書やら目次やらもふざけ倒している。本全体で遊んでいるのはユニークで、こういうの大好きなんだけど、肝心のお話が大して面白くない…。ブラックな話は全く抵抗なくむしろ好きなはずなんだけど、なんかツボに嵌らなかった。この悪ノリ感について行けないというか、冷めちゃう。絵が好きじゃないから(上手いなぁ、とは思うけど趣味じゃない)その印象に引きずられたせいもあるかな。2019/10/23