感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
69
『一度きりの大泉の話』を読んで自身いかにもの感じの少女漫画を作るのが苦手だが描くように言われ描いた作品。(失礼かもですが)意外と面白いし、いくつか感心するところもあった。 例えば題名にもなっている作品では結婚式のシーンでゴシック様式の教会内部や『ハワードさんの新聞広告』の室内天井のファン・ヴォールトをさり気なく上手く描かれていたり、(どうしても建物好きな目線になりがちで〜♪)スタイリッシュな服のカットも良い作品でした。2024/11/15
うさこ@タッタカタ
11
萩尾望都はポーの一族、11人いる!SF作品だけではない。私は欧州の小粋な女の子たちが踊るこのラブコメも、大好き。なんせ、リアルタイムで少女コミック読んでましたからね。2020/08/24
還暦院erk
11
萩尾望都作品蔵書は何十冊もあるがこれ未読だった。購入即読了。表題作、キャラの絡みやセリフが少し萩尾さんらしくないと思った。それに最初期の作品より絵柄が不安定なのは『少女コミック』テイストを模索していた時期だから?それでもスピード感や風景描写は流石!「3月ウサギ…」はコマの中に小さくp234「半分は事実をもとにつくってある」とある異色作。癖のある中坊たちが竹宮漫画みたいだった。わたしは「ママレードちゃん」がお気に入り。2016/12/17
アイアイ
6
70年代の作品に男装とか女装が盛り込まれてるのが凄い。キラキラした星屑の目をもつメインヒロイン達。女の子なのにトレミィと言う名前を持ち、キャンプで男の子たちの部屋に入れられ男として振舞うしかなくなったミーアが個人的に凄く好きな話でした(ムーランみたい)ほとんど全部、細部まで手書きでの白黒写生の少女漫画。高度な技術に一ページごとに読む手が止まりました。▷図書館2013/02/10
みきこ
4
全体的に賑やかな短編集。ちょっとビックリするくらいテンション高過ぎなのもあったけどwドミが可愛かった。2014/12/16