内容説明
南方の覇王と北方の美姫との間に生を受けた王子ヴァタールは、人々の忌み嫌う邪眼の持ち主であった。しかし、乳兄弟の呪師バールは、彼の額に〈帝王星〉が輝いていると言う。自分の運命を拒むヴァタールだったが、やがて自ら戦いを選び取る日が訪れる…。詩人の夢か、あるいは予言か、運命に翻弄される王子の物語。新鋭が描く、魅惑の異世界ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シエル
2
「翼の帰る処」過去語りに出て来る女王ジャヤヴァーラの父で邪眼の王ヴァタールがまだただの王子だった頃の話。「翼の帰る処」にドはまり中なので期待したけれど、20年以上前の作品なせいか少し読み難かった。「覇者の砦」シリーズ1作目との事だけれど続刊が図書館に無いので読むか思案中。そして暫くしてから昔持っていたなと思い出しました(笑)。2016/06/08
nana
2
オッドアイの王子様の物語の序章らしい、先が見つからないけど(^^;; 王子様の心の移り変わりが唐突で少し分かり難かったけど、楽師の語りだから仕方ない…のかな?2014/04/17
あゆたけ
0
つ、続き…続きが気になる…!ヴァタールは翼でもほとんど語られてないうえに割と悲惨な最後でしたよね。応援したくなるキャラクターなので活躍が見れないのがちょっと残念です(´・ω・`)2011/09/02
愛華
0
壮大なお話の序章ということで、この後どんな展開がと思ったのですが、直接的な続編というのはないようなので残念。これもまた翼の帰る処に繋がるお話ということでいいのか・・・?2011/05/07
妖
0
20年近く前の作品。続きが気になるのにこれで続巻が出ない、というのが残念。2010/06/23
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