出版社内容情報
江戸で起きた水茶屋の主殺し。究明に乗り出すのは水晶占いで不思議な力を持つ少女・お稲と御用聞き・彦中。実の親子であることを二人は知らない。江戸の町に爽やかな風が吹く、情っ張り父娘捕物帳。
2015年9月刊。
内容説明
天保9年、水質の低下で苦しむ江戸で起きた水茶屋の主殺し。水晶占いで不思議な力を発揮する少女お稲はこの事件を機に御用聞き・彦十と出会い、時に反発し、時には手を携え、江戸を守るために難事件を解決してゆく。信頼を深めていく二人だが、実は父娘であることを知らない…。江戸の町に爽やかな風が吹く、情っ張り父娘捕物帳。
著者等紹介
藤村与一郎[フジムラヨイチロウ]
1957年、東京生まれ。ニューヨーク大学大学院卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅羽
5
表紙のお兄さん、何と凛々しい…と思ったらヒロインだったとは。出生に色々秘密を抱えるお稲が母親から譲り受けた水晶占いで江戸の世を揺るがす事件に挑む時代モノのミステリ。その経緯で御用聞きの彦十と出会うのですが、実は彦十はお稲の実父。それに気付かず二人はバディとして絆を深めていく、もどかしさや二人の息の合ったやり取りもテンポが良く面白かったです。ただお稲が主人公なはずが、読み終わると彦十のお話という印象が強かったです。もう少しお稲の内面を掘り下げた方が良かったかも。2021/05/25
悠
1
思っていたのと違った。なかなか進まなかったです。2022/02/24