内容説明
北海道のローカル線「白糠線」が廃止になる。人々の思い出を乗せたサヨナラ列車が走り去り、そして女の死体が残された。「月刊トラベル」の記者高木は、取材中に写した写真のなかに、ある男の姿を見つけた。「あの男、まえに会ったことが……」――表題作をはじめ「第六病棟の殺人」など、単行本未収録の珠玉作五編を集めた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
6
「勝手に列車祭」第147弾。この本は2冊あり文庫コレクション282冊目で短編であった。。。表題作では廃線のサヨナラ列車の終着駅で白糠線北進駅で殺人事件が発生する。例によって旅行誌のカメラマンが事件にぶつかるのだが、複雑な三角関係末の殺しであった石田はその後捕まったのか自害したのかは分からない。2017/01/28
Yasuhiro .K
1
5本の短編集。 どれも殺人は起きるのだけれど、なんかギトギトした殺人事件じゃなくて、ふわぁっとした感じで読めた。2022/07/12
ココアにんにく
0
1993年読了