内容説明
マッチ箱くらいのちいさなちいさな女の子、カーニャの素敵な冒険…。MOEから生まれた絵本。女の子が大好きなかわいい小物がちりばめられた宝石箱のようなお話。4さいから。
著者等紹介
北見葉胡[キタミヨウコ]
神奈川県鎌倉生まれ。2004年に『さぼてん』(講談社刊)でユゼフヴィルコン記念大分国際絵本原画展優秀賞受賞。2005年に『タマリンとポチロー』(講談社刊)でボローニャ国際絵本原画展入選。2009年に『ルウとリンデン旅とおるすばん』(小手鞠るい作:講談社刊)でボローニャ国際児童図書賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Natsuki
78
マッチ箱サイズの女の子カーニャのお話♪お話そのものが似ているわけではありませんが、借りぐらしのアリエッティ・不思議の国のアリス・銀河鉄道の夜、それぞれのエッセンスを感じる不思議な雰囲気(*´∀`)お部屋の小物から不思議な植物にへんてこな生き物に至るまで、丹念に創られていて気になる気になる♪そしてふわふわのおふとんが可愛い~《*≧∀≦》ラストはなるほどそういうことね(笑)表紙と裏表紙を開いたところの漫画にも登場するソマリーコきょうじゅ、彼は一体何者なのか?2015/11/10
ねむねむあくび♪
59
そーかそーか、そう来たか(*´艸`*)面白かったです♪(^-^)/ ストーリーよりも、アイデアの勝利♪絵がとても良いですね♪まだまだどんどん上手くなりそうな作家さん~o(^o^)o これからが楽しみです♪2015/01/27
パフちゃん@かのん変更
56
なんだか、外国の絵本のような雰囲気の素敵な絵です。マッチと同じくらいの大きさのカーニャ。マッチ箱に入って眠っていたら、思いがけず冒険が始まって・・・。どうなることやらと思ったら・・・そうきましたか。2014/02/16
emi
33
裏切り上手であり、正統な絵本だと思います。でも、どこか妖しい。なかなか見かけない絵本かも。カーニャというマッチ箱くらいの大きさの女の子による真夜中の夢のような物語。話の始まりからはちょっと想像できないけれど、最後は安心。何か説明しにくいのですが、私はこの少し読み手を翻弄する感じ、好きです。表紙をめくったところに描かれている顔の薄いポテトヘッドみたいなキャラクターは本編では明かされませんが、奥付にて『ソマリーコきょうじゅ』と判明。そんなに重要なキャラクターでもないのにめいっぱい描かれていることも不思議な一冊2015/09/26
ヒラP@ehon.gohon
32
マッチ棒の大きさのカーニャの繰り広げる冒険物語です。 小さな世界で不思議なことがいっぱい起こります。 現実感はないのですが、ふつうの女の子が登場して、この絵本が面白みを加えました。 女の子が読んでいた本の中の世界だったのですね。 本の中の物語が、頭の中で拡がっていくのではなく、外に飛び出して、立体的に見られたら面白いですね。2024/01/20