春、死なん

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  • サイズ 46判/ページ数 162p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065185995
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

老い、父と母、母と娘、男と女、「私」と誰か。
どれもありふれた光景のはずなのに、どうして、こんなにも新鮮なんだろう。
高橋源一郎

蔑みながら羨む。母という女を娘は否が応でも生きる指針にしてしまう。
怖くて見られない心の奥を素手で掴まれた。
中江有里

現役人気AV女優が描く「老人の性」と「母の性」――、濃密な文章で綴られた衝撃作!

「春、死なん」
妻を亡くしたばかりの70歳の富雄。理想的なはずの二世帯住宅での暮らしは孤独で、何かを埋めるようにひとり自室で自慰行為を繰り返す日々。そんな折、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会し……。

「ははばなれ」
実母と夫と共に、早くに亡くなった実父の墓参りに向かったコヨミ。専業主婦で子供もまだなく、何事にも一歩踏み出せない。久しぶりに実家に立ち寄ると、そこには母の恋人だという不審な男が……。

人は恋い、性に焦がれる――いくら年を重ねても。揺れ動く心と体を赤裸々に、愛をこめて描く鮮烈な小説集。

内容説明

「春、死なん」妻を亡くして6年の70歳の富雄。理想的なはずの二世帯住宅での暮らしは孤独で、何かを埋めるようにひとり自室で自慰行為を繰り返す日々。そんな折、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会し…。「ははばなれ」母と夫と共に、早くに亡くなった父の墓参りに向かったコヨミ。専業主婦で子供もまだなく、何事にも一歩踏み出せない。久しぶりに実家に立ち寄ると、そこには母の恋人だという不審な男が…。人は恋い、性に焦がれる―いくら年を重ねても。揺れ惑う心と体を赤裸々に、愛をこめて描く鮮烈な小説集。

著者等紹介

紗倉まな[サクラマナ]
1993年3月23日、千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。15年にはスカパー!アダルト放送大賞で史上初の三冠を達成する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

479
TLで気になっていた作家さんの作品を、やっと読めた。「老い」それは誰もが通る道。なのに今までその実情に触れた作品は少なかった気がする。それをまだ20代の見目麗しい女性が書いたとは。ちまたではこの作品の焦点は老いの「性」だと言われているけれども、彼女が描きたかったのはむしろ老いの「寂しさ」や「先行きへの不安」ではないか。人間関係、体力や健康、はたまた経済力なんかも削ぎ落とされた世代になったときの自分、せめて慈しむ存在と寄り添っていたい。2020/11/08

machi☺︎︎゛

166
セクシー女優さんが書かれた本と知って手に取った一冊。DVDは見た事あるけど本は初めてで、セクシー女優さんというだけでもっと生々しい性の描写があると思っていたけどそんなに分かりやすいものではなく紗倉まなさんの才能に驚かされた。内容は妻に先立たれた70歳男性の性を書いた「春、死なん」と母親の性を書いた「ははばなれ」の2作。2021/02/25

sayuri

122
「春、死なん」「ははばなれ」老人の性と母の性を描いた2篇収録。雰囲気的には、女による女のためのR-18文学賞を思わせる様な作品。著者は1993年生まれの若い作家さんだが、老人の性を扱った濃密なテーマを瑞々しいタッチで描いていて惹きつけられる。表題作の主人公は、妻に先立たれ、息子夫婦と二世帯住宅で暮らしている70歳の富雄。コンビニでDVD付きのアダルト雑誌を購入する富雄には、夫だとか父親だとか言う前に、一人の男としての存在を感じる。老いが纏わりつき、死へ近づいているからこそ性に執着する人間の本能を感じた。 2020/03/29

じいじ

117
著者への身勝手な先入観から、もっとエロくて官能的な色彩の物語を想像していました。これは、とても文学的な小説です。著者の紗倉さんは、19歳でAVデビュー、今まだ27歳の現役人気女優です。〈天は二物を与えず〉と言う言葉があるが、この作者は幼顔な容姿端麗に加えて、文才にも恵まれています。さて、妻を亡くし、独り身の老人の性への欲望を描いた表題作は、彼女の鋭い観察力と描写力が行き届いていて、面白かった。齢80を間近にしての私は「灰になるまで…」の気力だけは持ち続けていきたい、と思った。2020/09/05

なゆ

103
実はなんとなくレビューを書きあぐねていた一冊。表題作は高齢者の性を、『ははばなれ』は母親の性を軸に家族のありようが書かれているようだ。おじいさんだって母親だって、その役割とは別に男であり女である、と。そのことは一般論としては理解できても、肉親に対しては考えないようにしてるような。だからかな、読んでても居心地悪い感じがしてしまう。『春、死なん』の妻亡きあと孤独な二世帯住宅暮らしの富雄70歳の、妻の喜美代にあまり寄り添えてない感じとか、『ははばなれ』の帝王切開跡に対する夫と息子の反応とか、冷たさばかり残った。2020/11/27

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