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出版社内容情報
妖怪たちが住むといわれる“山神の森”へ迷いこんでしまった少女・蛍。そこへ一人の青年が現れて…!? 決して触れることの出来ない、その彼への恋心は――?四季が織りなす、切なさいっぱいのラブロマンス。表題作他3編収録。 2003年7月刊。
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- 評価
あわいの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
95
なんともせつない、だけど心にやさしくしみるお話。触れ合えないという大きな枷があるせいで、手を繋ぐことも、抱きしめることもままならない2人の長い年月かけた関係を、シンプルなカットながら丁寧にきめ細やかに描かれていくので、もどかしくも切ない想いに駆られる。ある程度最後は予測できるものの、それ以上に妖怪達や山神の真意を知った時のほうが感動は大きかった。アニメ映画のほうも観たが、原作に忠実だったし、動きと音楽があるおかげでなおさら泣けた。 2013/08/05
神城冥†
31
今は「夏目友人帳」で一躍有名になった緑川ゆき先生ですが、夏目以外もいい作品があるのだと是非知ってもらいたい作品。特に、表題作の「蛍火の杜へ」は何回読んでも泣ける。触れたくても触れられない、恋心は毎年募る。願いが叶った時はそれは…別れを覚悟しなきゃいけないから。とても切ないけど、とっても大好きな作品です。2016/01/09
すぱちゃん
27
また、泣いた2025/05/07
すぱちゃん
22
何十回よんでも、切ない2025/05/07
yourin♪
22
『蛍火の杜へ』は既読。 4つの季節の恋物語。 ほんわか幸せ色の春秋も良いけれど、心に深く残ったのは切ない夏と冬の物語でした。 どんなに好き同士でも寄り添い続けられない相手に恋をする物語はせつない・・・例えば異世界の人だったり、時を超えてきた人だったり、この世に存在しない人だったり、そして人でない者、血の繋がる人・・・。 それでも好きになってしまう気持ちは理屈じゃないのよね・・・。2012/02/07