出版社内容情報
音楽みたいに泣く人って、いる?
涙の音が聞こえる一匹狼の女の子と、アイドル的存在の生徒会長。
サイアクの出会いからはじまるピュアラブストーリー
中1の美音は「涙の音が聞こえる」という特殊能力を持っている。それゆえに、人と関わるのがめんどうくさく、友達をつくらないでいる。ある日、ひっそりと美しい涙の音が聞こえた。それは、みんながあこがれる生徒会長の健先輩が、人目を避けて泣いている音だった。いつもと違う先輩の一面。弱みをにぎって、願いごとを聞いてもらおう。そんな打算的な気持ちから健先輩に近づいた美音だったが――。
美音と同じ能力を持ちながら性格が真逆の心優しきお兄ちゃん、美音が密かに尊敬しているクラスメイトの星良ちゃん、いつも泣いてばかりの一児のママ・千歌さん、健先輩の幼なじみの七海先輩など、二人をとりまく人々との関わり合いから、美音が少しずつ変わっていく姿を描く青春ラブストーリー。
内容説明
涙の音が聞こえてしまう美音は、人とつきあうのがわずらわしく、いつもひとり。あの日聞こえてきたのは、こっそり裏庭で泣いていた生徒会長の健先輩の涙の音。いつも笑顔で人気者の健先輩の弱みをにぎった美音は…。
著者等紹介
嘉成晴香[カナリハルカ]
1987年和歌山県生まれ。作家、詩人、日本語教師。中学3年生のとき、詩集『会いたくなったらいつでも会える』(文芸社)を刊行。朝日学生新聞社児童文学賞を受賞した『星空点呼 折りたたみ傘を探して』(朝日学生新聞社)を刊行し、第43回児童文芸新人賞を受賞。『人魚の夏』(あかね書房)で第69回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、第8回児童ペン賞少年小説賞を受賞。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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