出版社内容情報
ねね、ガラシャ……戦国の女性たちを、世界はどう見たか?
欧米、中東、世界中で喝采を浴びた
ハーバード大学発の日本史講義「レディサムライ」とは――。
ハーバードでかつて人気を博した「ザ・サムライ」に代わり、
日本の戦国時代を生き抜いた女性たちの生きざまを紹介した「レディサムライ」の講義は
評判を呼び、世界中で講演されるようになった。
宗教や人種を超えて彼女たちは、なぜ受け入れられたのか?
武器を使わずに知略を用い、和を重んじた彼女たちはどう生き抜いたのか。
日本の天下統一の陰に隠れた女性たちの強い信念が歴史を動かしていた。
日本でもよく知られるねねやガラシャたちの姿から、歴史を捉えなおし、
いかに理解するかを提案する新感覚の日本史エッセイ。
【著者プロフィール】
北川智子(きたがわ・ともこ)
歴史学者。米国プリンストン大学で博士号を取得。ハーバード大学でLady Samuraiの歴史のクラスを教え、その内容は欧米や中東、アフリカを含む世界各地での講演活動へと広がっている。著書に『ハーバード白熱日本史教室』(新潮新書)、『異国のビジョン』(新潮社)などがある。
内容説明
世界の人々は戦国を生き抜いた日本の女性たちに何を見出したのか―。日本の戦国時代を生き抜いた女性たちの生きざまを紹介した「レディサムライ」の講義は、ハーバード大学で評判を呼び、世界中で講演されている。宗教や人種を超えて、彼女たちは、なぜ受け入れられたのか?日本でもよく知られるねねやガラシャたちの姿から、歴史を捉えなおし、いかに学ぶかを提案する新感覚の歴史エッセイ。
目次
第1部 ねねと豊臣家の女性たち(ねねが武力の代わりに使ったもの;安定した暮らしを守るために;苦難の時を乗り越える;変化に対応し、何度でもやり直す)
第2部 世界に広がっていった日本のレディサムライ(女性が手紙を書くということ;女性たちは武器を手に戦ったのか;日本の「大坂」のイメージを屏風で伝える―ドバイにて;レディサムライはゲイシャ?スパイ?;当時の日本と世界の繋がりをどう捉えるか―アフリカにて ほか)
著者等紹介
北川智子[キタガワトモコ]
歴史学者。カナダのブリティッシュコロンビア大学で数学と生命科学を学んだ後、米国プリンストン大学で歴史学の博士号を取得。米国ハーバード大学でLady Samuraiなどの歴史のクラスを教え、その内容は欧米や中東、アフリカを含む世界各地での講演活動へと広がっていった。現在はグローバルヒストリーと数学史の研究をしている。英国ケンブリッジ大学ウォルフソンカレッジ、米国カリフォルニア州立大学バークレー校、ドイツのマックス・プランク数学研究所でヨーロッパ・アメリカ・アジア地域の数学史研究を進め、アフリカ地域の研究のために南アフリカ共和国のプレトリア大学にも赴任した。英国オックスフォード大学数学研究所やオックスフォード大学ペンブルックカレッジで学術研究を続けながら、学歴、国籍、世代にとらわれないオンライン教育の促進のためヴァーチャル模擬授業や教育コンサルティングも行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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