出版社内容情報
幻の都市のヒロインとの出会いと別れを描いたシリーズ第5弾
内容説明
一葉が住む「馬鐘荘」は、住む人の業によって地下にどんどん深くなる異次元アパート。ある日、大家メフィストが食事を提供する地下食堂にいた一葉たちが、振動を感じて最下層を調べに行くと、大きな洞窟に突き当たっていた。何者かの手で掘削されたようだが、それは人なのか、どこから来て何をしようとしているのか。洞窟の先には、驚くべきものが広がっていた―。アパートの住人達と地底王国の少女の感動冒険ストーリー!
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市生まれ、千葉県育ち。日本大学理工学部卒業。元書店員の小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
21
今回の地底探検の結果、出会ったのはまさかの地底人!! 確かに恐竜もいるので、その影で人類が生きていたとしても不思議ではないのかも…ですね。メフィストにバレないようにこっそり探検、止めるかと思ったマキシがまさかの賛成派だったことに驚きを隠せません。そして、一葉のゲーム熱は形を変えて継続中。廃人にならないのは、確実にアパート住民のお陰ですね!!(笑2022/09/29
hautan
14
2月に読了済。登録するのを忘れてました(-_-;)これは5作目です。軽いんだけど内容が個性的で何時も楽しんでます。次は最終巻ですね。楽しみ!2021/09/05
Norico
13
池袋の怪しげな雑貨屋の地下にある地底アパート。地底人とカズハの恋?もあり。ハダカデバネズミまんじゅう、食べてみたい…2020/07/23
cithara
12
蒼月さんの作品はどれも人間世界からふっと目を逸らしたところにある。「おばけ」もそうだったけど今回は「地底。」我々は全く知識をもっていない場所だが蒼月さんは大胆に切り込んでいく。まるで馴染みの場所のように。登場人物の性格設定などはどの作品でもあまり変わらずワンパターンともいえる。気弱でちょっとオタクな主人公とかね。でもそれが私には心地よくなっている。今回はマーヤという異質な人物が登場したが違和感なく受け入れられた。一葉君、ほのかな恋心を抱くが仲間からも、著者からも一顧だにされないのがかわいそう。次巻に期待。2020/05/13
ヨシ
4
D 地底王国を救うため、富士山の溶岩の流れを変えることを手伝うことになった地底アパートのメンバー。相変わらずのかる〜いストーリーと笑いは好き嫌いがわかれそう。2020/08/15