出版社内容情報
2年前に91 歳の夫を看取り、「独り」の老後を送っている著者による、孤独を怖れず、むしろ愉しむ心の持ち方を問う一冊。
内容説明
配偶者や子どもに頼らず、独りで本音を貫く生き方。悪あがきをせず、すべてのしがらみから解放されるための249の矜持。
目次
第1章 人生の風景が変わる場所(自分が地球で占めている場所はあまりにも小さい;少し角度を変えるだけで世の中の風景は大きく変わる ほか)
第2章 清々しい心持ちで生きる(「できる範囲でする」のが基本の約束;「愚かな夢」を日々実現する ほか)
第3章 人生の醍醐味(人間の出番は、不精確を生み出すおもしろさにある;期待していると、運命は決してそのようにはならない ほか)
第4章 「弱さ」という名の強さ(弱いときこそ強いという真理;弱さのなかに強さへの芽が潜んでいる ほか)
第5章 孤独の中に宝がある(孤独の時間に自分を発見する;人の基本は孤独 ほか)
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。『遠来の客たち』(筑摩書房)で文壇デビューし、同作は芥川賞候補となる。1979年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」を始め、2012年代表を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴァン
8
書店の平台にあったので何気なく買った新書本。著者・曽野綾子のものは初めてである。一冊のエッセイ集かと思ったら、著者の過去の著作から少しづつ抜粋したものらしい。人生とか生き方とか生命について高齢の立場になったからこそ語れるという内容で、わたしは、退屈しなかったが、普通の人生論を期待する読者には意外かもしれない。初版が9月で第2刷が10月。売れているらしい。一年の終わりに読むにはいいかもしれない。2019/11/24
lovejoy
0
★★2021/03/24
ekoeko
0
エッセイの寄せ集めみたいな本なので短い文章や長い文章が乱雑に並ぶ。「しわとしみは痛くない、という偉大な真理」「手に入れた愛よりも失った愛に意味はある」が格言的かな?2019/11/16