ポプラ新書
土門拳の写真撮影入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591156575
  • NDC分類 740.21
  • Cコード C0272

出版社内容情報

没後30年近く経つにも関わらず
絶大な人気を誇る土門拳の撮影技法を
実際の撮影現場の状況とともに明かす一冊。

内容説明

海外でも絶大な人気を誇る「求道者」の撮影技法やエピソードのすべて!没後30年近く経つにもかかわらず絶大な人気を誇る土門拳の撮影技法を実際の撮影現場の状況と共に明かす一冊。「二人称カメラ」「絞り第一主義」「露出計の否定」など具体的な撮影技法はもちろん、さまざまな人間味あふれるエピソードを交え実際の写真と共にわかりやすく伝える。

目次

序章 土門拳の心血を注いだ技法―瞬間の中に永遠を
第1章 「ウォー!」、裂帛の気合い
第2章 土門拳のこころ編
第3章 土門拳のわざ編
第4章 土門拳のごくい編
終章 花との対話―自在の境地

著者等紹介

都築政昭[ツズキマサアキ]
1934年愛知県生まれ。映画やロシア文学の評論で知られる。日本大学藝術学部映画学科卒業後、NHK制作業務局撮影部に入局。さまざまなドキュメンタリー番組の制作に携わる。1987年に九州芸術工科大学(現在の九州大学)教授、2000年に岐阜県立情報科学芸術大学院大学教授を歴任。映画を中心にその著作は多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

14
写真やカメラの撮影技術に関しては詳しく無いが、その生涯や本人がこだわった技法とか見るとプロフェッショナルというよりはとにかく執念の人という印象。2020/10/29

おとん707

9
土門拳が活躍したのは1970年代までで当然フィルムカメラの時代。カメラも始めは手持ちライカだったが脳卒中で体が不自由になってからは大型カメラを弟子に運んでもらっての撮影。しかし妥協は絶対にせず納得いくまで撮り続ける。リアリズムの追求、カメラと自分の肉体化、被写体を熟知する、絶対非演出等々。これが土門拳の写真撮影入門だ。フィルムは現像するまでわからない。その制作過程を著者は黒澤明の姿勢に重ねる。黒澤は現像を窯から出すまでわからない焼き物に喩えたそうだ。デジタル化で随分楽になったが求められる姿勢は変わらない。2024/02/19

大熊真春(OKUMA Masaharu)

0
「絶対非演出の絶対スナップ」で知られる土門拳。とにかく撮影枚数が多かったというが今から見るとぜーんぜん。「ヒロシマ」で5800枚、「筑豊の子供たち」で1350枚。35mmフィルムでそれぞれおよそ160本、40本に過ぎない。90年代のグラビアカメラマンなら半日から二日で終わり。デジカメになってからは私のお遊びのスナップ写真でも年間5万枚撮るよ。◆時代が違いますな。「当時としては」を入れないと勘違いされると思うが、その文言は一つも入っていない。2017/12/20

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