ポプラ文庫<br> ずっと名古屋

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ポプラ文庫
ずっと名古屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591155684
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ナゴヤドームで再会する父と娘、SKE48に憧れてストリートで踊る少女、運転免許試験場でサンタクロースと出会った女性、実直な書店員の一日―名古屋にある16の区を舞台に悲喜こもごものドラマを描く「名古屋16話」、東海・中部の都市が舞台の「8の旅」を収録した短編集。

著者等紹介

吉川トリコ[ヨシカワトリコ]
1977年静岡県浜松市生まれ。以後、愛知県に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mr.lupin

53
名古屋市の十六区の話と名古屋近辺の都市?の短編物語。もっと区毎に特色のある話を期待していたが正直名古屋らしさを感じとる事がほとんどできなかった気がした。名古屋、とても良いところなのにな~ その魅力をもっと伝えられると良かったのに。☆☆★★★2019/07/06

さおり

41
名古屋の16の区を舞台にした16このお話と、近隣の県が舞台のお話8つ。それぞれのお話は短く、ところどころ繋がっていたりいなかったり。友だちと飲んだくれたり、好きな人とふわふわ浮かんでるみたいにお散歩したり、付き合ってた人のチャリの後ろにのせてもらったり、そういうあの頃の日々の断片が浮かんでは消えて、懐かし楽しい時間でした、読んでる間。福井、三重、浜松と、私が住んだことのある土地は全て舞台になってましたが、中でも鹿島橋が圧倒的に懐かしかった。同い年の吉川トリコさん。幼い頃どこかですれ違ってたかもしれません。2018/02/24

あじ

37
名古屋に興味があったので読んでみました。しかし残念な事に上書きされる程の感情は、芽生えませんでした。名古屋の謎、歴史、食、噂…そういうのに絡めて、ショートショートを展開させた方が、名古屋の脈動を感じられたかも。次回があるならば、エッセイを読みたい。◆単行本「名古屋16話」に書き下ろし“ずっと名古屋”を収録した文庫 ★3/5【購入本】2018/05/13

ジロリン

17
タイトルは「ずっと」だが、作者は名古屋生まれでもないし、ものごころついてから住み続けてる訳でもないそうな。だからかなぁ…名古屋を舞台にしていても”名古屋バナシ”になってない。逆に妙な距離感さえ感じる。”たまたま”名古屋に住んでいる(オンナのコを中心とした)人々の物語ですね。やはり生まれた時からフツーにきし麺と味噌カツを食べ、「ソウルフードは寿がきや!」と断言できる人とは感覚が違うようだw 少なくとも親の代からそこで生活してないと”地元感”って沁み着かないのかな。2017/08/22

ちょん

15
「喫茶ユトリロ」みたいなのを想像してたので最後まで「なんか違うなぁ」という気持ちが残ってしまいました! 作中ずっと名古屋弁やら三河弁やら方言が飛び交ってて、普段からつかってる私が読んでても「汚いなぁ…」って思える名古屋弁たち(笑) 他の人が聞いたら自分のしゃべり方って、こんな風に感じるんだなぁと、変なところで染々(笑)2017/10/13

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