出版社内容情報
ズッコケ三人組のハチベエ、ハカセ、モーちゃんも40歳に。久しぶりに揃った三人の身の回りで、奇妙な事件が!あのXからの挑戦なのか?
内容説明
小学校を卒業して28年。花山町商店街でコンビニ店長をつとめるハチベエ、母校の中学の社会科の先生になった独身のハカセ、就職した会社が倒産して職探し中のモーちゃん。いまいちパッとしない不惑の三人に、あの怪盗Xが再び挑戦してきた。三人は挑戦を受けるのか…?
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業。主な作品に、児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(巌谷小波文芸賞)、『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)、「ヒロシマ」三部作(日本児童文学者協会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんちゃん
31
子供の頃に読んだ「ズッコケ三人組」が懐かしくて、つい手にとってしまった。この「ズッコケ中年三人組」シリーズは40〜49歳までの10作品からなっており、最新作「ズッコケ熟年三人組」へと続くらしい。さすがに全作読むつもりはないが、三人組のハッスル振りは健在だ。著者は1942年生まれ、御年64歳を迎えるとは思えないモーレツさだ。作品には昭和の香りがプンプン漂い、なんとも愉快だ。2016/02/07
ともとも
26
懐かしさの余り手にとってみました。 40になった3人組あまりにしっくりこない日常、リアルさを感じて 少し怖くなったり、でも、怪盗Xの登場で、ハラハラドキドキさせられながらも かつての時間に引き戻されたかのように、読んでいるこちらまで少年時代に 戻ったかのような感覚に陥ってしまいました。 大人と子ども両方の心を併せ持った物語、かつて子どもだったころを思い出しながらも 物語、生きることを楽しんでいるかのような感じがしてとても良かったです。 2016/05/29
佳乃
20
「ズッコケ三人組」シリーズを読んでいたのは紛れもなく小学時代。そして、この中年シリーズを読友さんのおかげで手にしたのも中年・・・中年になっても変わらない三人。懐かしくていいなぁ。まさかの怪盗Xだなんて驚きよね。いつもながらの彼ららしい終わり方もいいなぁ。2021/02/28
HERO-TAKA
14
シリーズ完結編まで読み、文庫版でまたシリーズはじめに戻る。昔彼らと遊んだ大人たちも、今彼らと友だちな子どもたちも、変わらず楽しめる。不惑を迎えても、彼らの根っこは変わっていない。しかし、文庫版だと、中年編でも変わってなくて嬉しかった、ミドリ市の地図と席順がなくなっているのはマイナス。2016/06/22
かおりっくま
14
ハチベエがただのエロおやじになってる。昔もハカセは嫌いじゃなかったけど、今回ハカセ大活躍の感が2015/12/22