内容説明
新居の屋根裏で、『赤い本』という怪談を見つけたわたし。本を読み進むうちに、自分のまわりでも同じような恐怖が起こり始める…。やみつき必須の怪談短編集。小学校上級~。
著者等紹介
緑川聖司[ミドリカワセイジ]
2003年『晴れた日は図書館へいこう』が第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞を受賞。大阪府在住
竹岡美穂[タケオカミホ]
フリーイラストレーター。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫陽花と雨
38
個人的には全作より怖さ増してる感がありました。引っ越した中古の家、押入れから天井を除くと屋根裏部屋が。そこにあった一冊の赤い本。読み始めると本の中と同じようなことが起き始める。階段下から微かに響く「カリカリ」という謎の音の正体は…。有名どころの花子さん、紫の鏡(そういえば二十歳の頃これ忘れてたな)助かるためにはの後の欠落ページ気になる。そして「おいてかないで」とか台詞が怖い。子どもの頃読んだらもっとビビったと思う。あの男の子は結局…?最終章ループして黒い本へ…次巻は白い本。2019/06/25
七月せら
23
20歳過ぎる前に読まなくて本当によかった笑。○歳までに忘れないといけない系の怪談はぞーっとしてしまいます。人形の話のように、怖いけれどほっこりするお話もあって良かった。この家の物置部屋で本当は何があったのか、それが結局分からないのが1番怖いです。2018/07/26
、
19
よくこんな本作れたね、、、、2021/10/03
シンヤ
15
息子に勧められて読了。ゾッ~とすることが何回もありました。2017/08/29
みかん@道北民
15
図書館にて。花子さんでちょっと切なくなってかげこさんで珍しくほっとしたけど、おにごっこが怖い!そしてこの話のラストは「黒い本」。前回と違い今度は地の文のまま。おや?そして次の白い本に続くのではなく黒い本。この二冊で無限ループですね。怖いけど先が気になって読んでしまう本です。この中の山岸さん(♂)はちょっと怖い存在でした。2016/09/01