内容説明
孤独で嘘つきな、美しい女性、しおん。人なんてもともとほんとじゃないのよ、そう言う彼女は、次々と物語を紡ぎ出す。自分の生まれのこと、恋人のこと―幼馴染の私は、一緒に台所に立ち、しおんの話に耳を傾ける。印象深いフレーズと挿絵が響き合う、うつくしい物語。
著者等紹介
江國香織[エクニカオリ]
1964年、東京都生まれ。『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞を受賞
守屋恵子[モリヤケイコ]
1964年、横浜市生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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