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出版社内容情報
はごろもをなくしてしまい、天にかえれなくなった天女は、いつしか、みかるとくらすようになりました。「羽衣伝説」の物語。
内容説明
みかるという若者は、天の王のむすめがはごろもをなくしてないているのをみつけました。じつは、そのはごろもは、みかるがいえにかくしていたのです。天にかえれなくなった天女は、いつしかみかるとくらすようになり、三人のこどももうまれました。「羽衣伝説」のロマンチックな物語。
著者等紹介
立原えりか［タチハラエリカ］
東京に生まれる。『人魚のくつ』（日本児童文学者協会新人賞）でデビュー以来、ファンタジーを書きつづけている。作品に『でかでか人とちびちび人』（講談社児童文学賞）他、詩、ノンフィクションなど幅広く活躍中
清水耕蔵［シミズコウゾウ］
１９２５年、福井県大野市に生まれる。作品に『こけしぼっこ』（日本スライド文化賞最高賞）『動画映画いなかねずみとまちねずみ』『動画映画かぐや姫』（いずれも文部大臣賞）『八方にらみねこ』（ボローニャ国際児童図書展エルバ賞・絵本にっぽん賞）他多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
10
異界からやってきた美女の羽衣を隠したことで結婚し子供を成すが、羽衣が見つかったことで彼女は異界へと帰ってしまう。妻と再び会うために天界へと赴くが天界の王により様々な試練が下される。国内外様々な神話や民話との関連性が感じられる。王が無理難題を下す様が根の国の素戔嗚と大国主を思わせたり、難題を妻の助言で切り抜けたり、最後には禁が破られる展開などを見るに、あるいは女房が帰る天は常世だったりしないか。瓜が洪水を起こすラストも瓢箪から世界が始まる洪水伝説を彷彿とさせ様々な要素が入り混じるのが感じられる。2024/12/19
遠い日
9
よく知っていると思うお話でも、再話者によって多少の解釈の違いや展開の違いが見られておもしろい。立原えりかさんのこの本では、ラストがよくある直接的な七夕伝説への結びつきとは異なっていて、興味深い。2017/12/30
どら母 学校図書館を考える
7
読み比べしました。七夕由来の絵本が揃った勤務先。蔵書にばらつきがあるなあ。2016/07/09
つき
6
天の王も親なんだなあ。そりゃあ怒るよね。ウリをタテヨコ間違えて切っちゃう方の七夕の物語。2018/04/23
みよちゃん
5
七夕過ぎたけど、読んでみた。語るには、長すぎる様に思われる。絵と文に、しっくりこない所があり、どこからそれが来るのか？読み比べるのが良いのかもしれない。2016/07/13
