朝の別れを―ヒロシマ、母と子の物語

あの朝、正面からの燃える光を手でさえぎったまでは、ミチは覚えている。傷ついた娘を助けだした母と子のひたむきな人生を語る。

ミチは正面から燃える光をあびた。とっさに右手をかざして、異様なまぶしさをさえぎろうとした…熱さも痛さもなかった。おぼえているのはそこまで…あの朝、多くの親と子、きょうだい、家族がなにもわからないまま別れていった―。

大野允子［オオノミツコ］
１９３１年、広島県に生まれる。広島大学文学部卒業。１９４５年、県女（広島県立第一高等女学校）の二年生のとき、原爆にあう
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感想・レビュー

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wankousan

原爆投下の話は悲惨でとても心が痛む2019/08/31

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