出版社内容情報
戦争のために七人のむすこがつぎつぎと兵隊にとられ、そのたびにキリの木を植えて、むすこたちの無事を祈るおかあさん。他に「父たちがねむる島」「あほうの六太の話」など七編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
USAGI
3
今、映画でしてるということで読んでみました。 本当に二度と戦争をしてはいけないとつくづく思います 2015/06/12
ひろチッチ
1
国語の教科書で扱われている作品に興味があったので読んでみた。子供に読ませるよりも読み聞かせするのに適した文章だと思う。特に最近は世界情勢が再び不安定な時期に入っているので、戦争とはどのようなものかを国民全員が最低限知ってから方針を決めるべきだと思う。開戦の日も知らないのは恥ずかしい。2015/05/09
Kohei Fukada
1
戦争の記憶を、語り口で残したいという願いから書かれた本だそうです。有名な、動物園のぞうの物語も、少し脚色?を加えて書かれていて、そこにかかわったすべての人が苦しんでいた事をよく表していました。第1話の「おかあさんの木」のお母さんが、「ごめんね、私たち大人がしっかりしていなかったばかりに、お前たちをこんな目にあわせて」と言っている場面にショックを受けました。一人の大人として、世界の動きに敏感でなければならないと感じました。2012/02/28
Atsuko
0
胸が痛みました。昔からみんな、人とひとが戦う戦争はしてはなないこと、これ以上の残酷な悲しみはないとわかっていたのに‥2015/11/15