決闘の社会文化史―ヨーロッパ貴族とノブレス・オブリジェ

決闘の社会文化史―ヨーロッパ貴族とノブレス・オブリジェ

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784590009063
  • NDC分類 230
  • Cコード C0039

内容説明

西欧社会の知られざる決闘の全貌を初めて明らかにする。豊富な写真と共に決闘の相克を鮮やかに描きだす。人間の愚かさを考えさせ読書のスケールを広げてくれる好著。

目次

第1章 決闘のルールとマナー
第2章 騎士道の成立と中世の決闘
第3章 近代決闘の発祥と推移
第4章 決闘の原因と種類
第5章 決闘の美学と決闘者の社会心理
第6章 ロマン主義と決闘
第7章 女性の決闘とヨーロッパ社交界
第8章 決闘以外の決闘

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Jampoo

5
近代ヨーロッパの私的な決闘についての本。 中世以前の法に組み込まれた公的な決闘とは違い、近世近代では違法行為になりながらも絶える事がなかった私的な決闘、その具体例や思想的な背景、社会的な受容について知れる。 ブルジョア的合理主義や平等主義が隆盛した時代だからこそ、貴族達はそのアンチテーゼとして、ブルジョア達は権威への憧れとして、中世趣味やロマン主義が盛り上がり決闘熱を加速させる。 その流れに組みするのは同じく特権階級であった裁判官も同じであり取り締まりも緩い。2025/04/29

noémi

4
ヨーロッパ近代はじわりじわりと貴族社会にブルジョアが参入してきた時代だ。貴族の特権分野、たとえば、社交界デビュー、舞踏会とか、狩猟とか。富さえあれば何だってできるもんね。それではブルーブラッドの矜持が許さない。絶対に貴族にしかできないもの!それは「決闘」だ。名誉のために命を張って闘う。これこそナイトの末裔である貴族の証。ブルジョアはやはり、恐くて決闘までは手を出せなかったそうである。イギリスの決闘は比較的穏やかだったらしいが、フランスは「デス・マッチ」だったそうだ。でも・・・やっぱり、オタクじゃ~ん。2011/10/19

かな

0
ざっくりと読んだけど、当時のものの考え方とかどこに重きを置くとかその辺が知れてよかった。2014/06/22

秋生まれ

0
図書館。2012/04/22

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