目次
序章 累犯を断つ―負の連鎖にはまる人たち
第1章 裁くということ―手探りの裁判員裁判
第2章 刑のかたち―再犯防止へ続く試み
第3章 少年院のいま―学びの場模索の日々
第4章 更生保護の現場から―再起を支える
第5章 極刑―ベールに包まれた世界
第6章 家族の肖像―加害者と被害者と
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともがら
4
大変興味深いものでした 被害者・加害者のその家族等に関するもの 死刑に関するもの これらをより知りたくなりました2017/03/30
awa
2
日本的刑罰には限界が近づき、社会から弾かれた人間が最後に流れ着くセーフティーネットと化しつつある。しかしそういう目的で作られている制度では当然ないので歪になってしまっている。社会の側から包括していくという理念を日本に浸透させるところから始めなければならない2015/06/09
てくてく
2
犯罪者の処遇における近年の変化、特にPFI刑務所、裁判員裁判、死刑制度、被害者支援および加害者支援制度などについてざっと紹介している。広く浅くという感じではあるが、入門としては十分だと思われる。2015/04/18
カステイラ
1
累犯障害者、裁判員裁判、少年犯罪の加害者、死刑囚、犯罪加害者の家族…と様々な面から罪を裁くこととは何か、裁かれた人を今後どうするのか取り上げた本。ようやく国も更生させることに本腰を入れるようになったがまだまだ現場頼りが否めない。現場の人たちがもうダメだと倒れてしまわないようにもっと支える体制を作って欲しいと思った。2016/01/30
なべさん
1
取材先が西日本に偏ってしまってはいるが(取材元がそちらの新聞社なので)、様々な視点から被害者や加害者本人、それに関わっている人々を捉えている。表面的な部分はあるが、犯罪のその後を知るにはよい本だと思う。ここから自分の興味ある分野の本を読むことに繋がりそう。2015/01/26