内容説明
普天間基地問題は、民意に反する“日米合意”によって決着が図られようとしている。そもそも不当な「負担」や「痛み」は軽減・分散するのではなく、除去されるべきであろう。いま沖縄の怒りが臨界にあるなかで、“憲法から沖縄を”“沖縄から憲法を”問い直す作業を通じて、沖縄がかかえている諸問題の実像に迫る。
目次
総論
沖縄と基地(2つの法体系と基地問題;「国家の安全保障」と「人間の安全保障」の間で;軍用地の強制収用問題)
沖縄と自然保護
沖縄・平等・家族
内心の自由と沖縄靖国訴訟
表現・歴史・民主政―教科書検定と沖縄の「民意」
知る権利と防衛情報―那覇市情報公開決定取消訴訟事件
沖縄における生存権
学問の自由・教育権・学習権
沖縄の雇用・失業問題
沖縄における地方自治
沖縄における自治の実践―県民投票・市民投票
国家主権と人権
著者等紹介
井端正幸[イバタマサユキ]
沖縄国際大学法学部教授
渡名喜庸安[トナキヨウアン]
琉球大学法科大学院教授
仲山忠克[ナカヤマタダカツ]
弁護士(ゆい法律事務所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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