目次
「旧い政治」を考える
第1部 政治に近づく(政治参加のツールとしての選挙;政治を知り、近づくツールとしての情報)
第2部 政治を変える(公共事業を変える;男性優位社会を変える;地域を変える)
第3部 政治をつくる(新しい社会運動で政治を変える;新しい政党で政治を変える;国境を越える市民)
市民の政治を目指して
著者等紹介
畑山敏夫[ハタヤマトシオ]
1953年生まれ。佐賀大学経済学部/環境政治、現代フランス政治
平井一臣[ヒライカズオミ]
1958年生まれ。鹿児島大学法文学部/政治史、地域政治論
中川伸二[ナカガワシンジ]
1961年生まれ。福島大学行政社会学部/政治学
今井一[イマイハジメ]
1954年生まれ。ジャーナリスト/直接民主制、住民運動、市民自治。主権在民、市民自治をより実質的なものにするために、「住民投票法」の制定をめざして仲間たちと一緒に活動している
土居充夫[ドイミツオ]
1953年生まれ。大阪経済大学人間科学部/市民政治論、政治過程論
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感想・レビュー
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ハム太郎
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従来の政党・政治家・官僚主導の政治から脱却し, 市民の草の根運動を主体とする新しい政治の可能性をテーマにした本. 公共事業などに対する抵抗型運動が昇華し, より成熟した参加型住民運動へとつながり, 新しい市民活動・地域政治が見えてくる. NGOやNPOなど馴染みがなく, 得たいの知れない怪しさを感じていたが, 成立過程を追うことである程度理解できるようになった. 民主主義の機能を純化させるためには市民活動が欠かせないと説く本書だが, 出版から時を経た今どのように展開しているのだろうか.2014/10/02