内容説明
本書は、第1に、福祉の現場の実態をまず明らかにするところから出発する。そして、第2に、生活保護制度の理念にいま1度立ちかえって、生活保護制度のあるべき姿とは何かをそれぞれの課題毎に展開する。第3に、右で検討した制度の理念にもとづき、現状の「実務」の問題点を明らかにし、批判を加えるとともに、それだけに終わるのでなく、現場をどう変えていくべきかという実践的なプロポーザル(提言)や制度改革の展望を指し示すことを目指している。
目次
1章 生活保護の原点を問いなおす
2章 来てよかった福祉事務所に―相談・申請の実践的課題
3章 高すぎるハードル―「資産」問題を考える
4章 人と暮らしを変える就労指導
5章 自立助長のための扶養調査とは
6章 生活こそが「保護基準」を生み出す
7章 費用返還の諸規定を考える―法第63条、第78条について
8章 泣き寝入りしないために
9章 生活問題の解決めざす福祉労働の再生のために―「適正化」を克服する仕事づくり、職場づくり
-
- 和書
- 世界一ふざけた夢の叶え方