出版社内容情報
1978年以来の経済改革が混迷を深めている中国。その12年に及ぶ試行と成果,挫折と矛盾を歴史的.多面的に追求し,中国社会主義経済の問題点と可能性を探る。
内容説明
世界的な社的主義体制の動揺と転換が進む中で、1989年の天安門事件を機に保守派が主導権を握った中国では、78年以来の経済改革が混迷を深めている。過去12年間に及ぶ試行と成果,挫折と矛盾を歴史的かつ多面的に追究、中国社会主義経済の問題点と可能性を探る。
目次
第1章 中国の経済改革―その12年間の軌跡
第2章 ソ連・東欧の激動と中国への教訓
第3章 経済改革と「ブルジョア自由化」批判
第4章 「改革」農政と農業問題
第5章 中国鉄鋼業の展開と産業組織
第6章 郷鎮企業論
第7章 対外開放と開発戦略
第8章 「改革10年期」における中国財政の構造
第9章 “官倒”―中国における腐敗現象
第10章 中国における政治体制改革論議―「庚申改革」から新権威主義へ
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