内容説明
現実の世界は不確実で、割り切れず、決定も下し難い。だからこそ統計学は、広範な分野で力を発揮し、役に立つのである―本書は40年以上にわたって統計学を研究・教育してきた筆者が、興味深い事例を引きながら、「わかりやすく、面白く、ためになる」をモットーに書き下したものである。統計学を通して読者に語りかけ、自分で考えることで科学的態度も養えるような工夫も凝らされている。第2版では、さらに説明を平易にするとともに、必要に応じて事例も最新のものに差替え全面改訂を行った。
目次
1 統計の考え方(統計学の意義)
2 統計の解釈(データの解釈;データと地域;時系列データ;分布とヒストグラム;平均値;相関;質的変数;順位)
3 統計分析(平均の統計分析;相関係数;回帰と予測;カテゴリカルデータ)
著者等紹介
松原望[マツバラノゾム]
東京大学名誉教授。聖学院大学大学院政治政策学研究科教授。Ph.D.(スタンフォード大学)。1942年生まれ。東京大学教養学部卒。統計数理研究所、スタンフォード大学大学院博士課程、筑波大学社会工学系助教授、エール大学フルブライト研究員、東京大学大学院総合文化研究科教授、同新領域創成科学研究科教授、上智大学外国語学部教授をへて現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MasakiZACKY
2
統計についてさらーっと書いた一冊。わかりやすいというタイトルだがもの凄くわかりにくい。あえて言えば、例に使っているデータが実際の社会調査のものなどで、その点は有意義か。気持ちはわかるが、わかりやすい本を目指すのなら、問題の解答は省略せずに載せればいいと思うのだが。入門書として読んではいけない。2013/08/08
がっち
1
わかりやすいというのは省く事ではない。あっさりしすぎて、内容があるのかないのか。2013/05/25
fushime2
0
ほとんど読み物だが、偏差値について知れたのでよかった2013/12/11