時間意識の近代―「時は金なり」の社会史

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時間意識の近代―「時は金なり」の社会史

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  • サイズ A5判/ページ数 406p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588314018
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C1020

出版社内容情報

本書は「はやさ」を表す言葉の意味を皮切りに文学作品等を手掛りに人々の時を巡る意識や生活の変化を日本と西洋の比較を交えて論じる

内容説明

19世紀以降、科学技術や産業化の進展とともに、スピード化する社会が出現した。その過程は、時間が非政治化され、経済性が追求されてきた歴史といいかえることもできる。本書は、「はやさ」を表わすことばの意味をはじめ、鉄道、自動車、電話、ラジオの発達や、西洋の時刻制度の導入にともなう近代的システムの形成、さらには「時は金なり」や「科学的管理法」といった新しい思想の紹介、文学・芸術作品などを手がかりとして、人びとの〈とき〉をめぐる意識の変遷や生活のありようを日本と欧米の比較をまじえて論じる。

目次

第1章 時が過ぎてゆく
第2章 「追いつき、追い越す」速度
第3章 ふたつの時刻制度のはざまで
第4章 「時は金なり」?
第5章 能率の時代
第6章 時計人間の隘路
第7章 スピードの一九六〇年代、そして…

著者等紹介

西本郁子[ニシモトイクコ]
津田塾大学・大学院で思想史を学ぶ。マンチェスター大学大学院において時間論で博士号(Ph.D)を取得。埼玉大学非常勤講師、東京大学先端科学技術研究センター協力研究員をへて、現在は明治学院大学国際学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまっきー

1
文章構成に乱雑さが見られるが、情報量的には満足である。 この本に登場するヴェルナー・ゾンバルトという経済学者の近代人の特徴分析はかなり鋭い。時間意識の文献レビュー途中なのだが、既に類似した記述が多く見られ、心理学的なパラダイムに載せる価値はやはりある。 それと、フランクリンの「時は金なり」の誤訳についてである。『モモ』の中出てくる記述が代替効果のことを指していたのがよく分かった。この格言は人口に膾炙してしまっているから厄介である。 時間研究にこれから携わる者として、「時は金なり」の誤りを是正していきたい。2017/11/21

陽香

0
200610252012/07/11

しょ~や

0
「時は金なり」って随分新しい概念なんだね。日本人は短い期間で時を速めてきている。良くないんだろうか2011/03/14

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