内容説明
1949年を分水界に、飛躍的な進歩をとげた動物の感覚にかんする研究の歩み、フォン・フリッシュやグリフィン,ガランボスらの発見や研究を紹介して、コウモリによる超音波の利用、ある種の魚による電気感覚の利用など、動物たちの〈超能力〉の世界にいざなう。
目次
発見の時代へ―研究の分水界1949年
タッチは大事―触覚の重要性
正しい上下関係―平衡と定位のしくみ
天地の震えるとき―振動に対する感覚
騒がしい世界―聴覚の驚異
反響航法―超音波の利用
電気魚―途方もない魚たち
暑さ寒さ―温度と動物
味覚の神秘―味と動物
嗅覚の世界―においと動物
眼のさまざま―動物の視覚
天測航法―太陽と星を利用して
体内時計―行動のリズムとその謎
行動の首飾り―感覚と反応の連鎖
知られざる感覚―「第三の眼」から