内容説明
無住の目を通して語られる、鎌倉時代の諸相。『沙石集』、『雑談集』などの説話集編者として知られる無住道暁(一二二六~一三一二。鎌倉時代後期の遁世僧)。近年、無住の修学面に関する新資料が公になり、その研究も大きく飛躍しているが、彼自身の人生を諸分野から概観する書籍はない。彼はいつどこで誰に出会い、どのような教えを受け、何を選択したのか。鎌倉時代を代表する説話集は、無住のいかなる人生を投影して作られたのか。無住が生きた土地・場、各地での僧侶間ネットワークに着目し、宗教者としての内実を読み解くと同時に、無住をとりまく文芸活動を考察。鎌倉幕府や北条氏にも高い関心を寄せた無住の修学・文学を、彼の人生の流れに沿ってとらえ直す。
目次
第1部 修学と環境をめぐる―東国・尾張・京(常陸の宗教世界と無住;無住と法身房;無住と鎌倉―鎌倉の仏教関係説話を中心に;尾張長母寺住持無住と地域の人々;無住にとっての尾張―地方在住僧の帰属意識;無住と伊勢神宮―『沙石集』巻第一第一話「太神宮御事」をめぐって;円爾述『逸題無住聞書』と無住;『沙石集』における解脱房貞慶の役割から聖一国師への道―無住が捉えた貞慶の伝承像とその文脈 円爾と交錯する中世仏教の展開)
第2部 無住と文芸活動―説話集編者の周辺(ふたつの鼓動―『沙石集』と『私聚百因縁集』をつなぐもの;『雑談集』巻五にみえる呪願;梶原伝承と尾張万歳;無住と南宋代成立典籍・補遺;無住の和歌陀羅尼観―『沙石集』諸本から変遷をたどる;無住と『法華経』、法華経読誦)
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