内容説明
インドは複雑な国であり、多様性に富む国である。異なる宗教とカースト制度とによって縦横に分断された社会に生きる多彩なインドの人びとの姿。この国の一体性は何によってもたらされているのか。そのインド理解の核心に迫る。
目次
第1章 拝火教徒はなぜ混合を嫌うのか
第2章 ユダヤ教徒の天国、それはインド
第3章 シーク教徒は世界一若い宗教集団
第4章 ジャイナ教徒―蚊の一匹さえも殺さぬ信仰
第5章 キリスト教徒―二〇〇〇年の歴史に支えられて
第6章 イスラム教徒―ヒンドゥー過激勢力の脅威のなかで
第7章 ヒンドゥー教徒―分断と統一が交錯する世界
第8章 インドとインド人について―徒然なるままに思うこと
著者等紹介
武藤友治[ムトウトモジ]
現在、インド・ビジネス・センター・シニア・アドヴァイザー、日印協会理事。1930年生まれ。大阪外国語大学(インド語学科)を卒業後、外務省に入省、40年余の外交官生活を送り、在ボンベイ総領事を最後に退官。その後、マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員を経て現職。インド在勤中からインド政治のフォローアップに努め、退官後も精力的に現代インドの研究に取り組む
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