推理・邪馬台国と日本神話の謎
倭王卑弥呼と天照大御神伝承―神話のなかに、史実の核がある

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585051237
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

地図には経度や緯度が必要なように、歴史の研究には「年代」が必要である。日本古代史混迷の元凶は、「年代論」の不徹底にある。現在、古代史の年代において、もっとも信頼できるのは「天皇一代の平均在位年数」にもとづく文献学的年代論である。本書では、「天皇一代の平均在位年数」にもとづく年代論の基礎を明確にする。そこからは、卑弥呼と天照大御神の年代が重なりあい、邪馬台国の時代と日本神話の時代とが重なりあうという、驚くべき新パラダイム、新世界がみえてくる。

目次

プロローグ 最近の邪馬台国論争―奈良県の勝山古墳出土の木製品の年代を例として
第1章 神話と歴史とのあいだ―卑弥呼の死と天の岩屋隠れ
第2章 邪馬台国問題は、なぜとけない?―古代日本への新しい道
第3章 二人の天照大御神―天の岩屋伝説の意味
第4章 年代論の基礎―古代の王の平均在位年数は、ほぼ十年
第5章 権力はだれが受けつぐか―父子継承率は、時代をさかのぼるにつれ低くなる
第6章 諸説の検討―「通説」と事実とのあいだ
第7章 卑弥呼の謎をとく―よみがえる古代史
付章 基礎的なデータ―古代推定年表を作製する

著者等紹介

安本美典[ヤスモトビテン]
1934年、中国東北(旧満州)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。現在、産能大学教授。『季刊邪馬台国』編集責任者。専攻は、日本古代史、言語学、心理学
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