近代自我の解体

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近代自我の解体

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  • サイズ B6判/ページ数 353p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585050131
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

“近代”の虚妄を衝く。丸山真男「超国家主義の論理と心理」を批判した「近代的自我の行方」をはじめ、保田与重郎・三島由紀夫・金子光晴論を機軸に、独自の読みで文芸論を展開する。

目次

近代的自我の行方
自己発見への道
日本回帰の内実―横光利一と三島由紀夫の場合
近代の無常―永井荷風と時の流れ
金子光晴『マレー蘭印紀行』論
日本浪曼派のイロニー
保田与重郎論
海辺の時間―阿部昭論
蘇る記憶―野呂邦暢論
日本に於けるトーマス・マン
水の上の迷宮―ホフマンスタールとヴェネチア
ドイツの黄昏
「おたく」族考
カフカ嫌いの弁