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情報考古シリーズ
民族考古学

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  • サイズ B6判/ページ数 144p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784585001621
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C1020

内容説明

本書は、考古学者が考古学的な問題意識をもって民族学的なフィールドに立ったとき感じるであろう疑問や、思い当たるであろう一般的問題について考えるものである。第一部では著者のソロモン諸島での調査体験をもとに、自給自足に近い生活の全体像を理解する作業を解説する。続く、第二部では遺物のような物質文化を形作る、さまざまな要因について考える。そのためにソロモンに加え、ハワイ、あるいはインドネシアでの調査の事例を取りあげる。

目次

1 民族考古学のフィールドワーク―ソロモン諸島の調査から(調査地の文化と社会;生活時間の構造と農耕活動;漁撈活動とその社会的意味;貝貨と交換;交易の考古学)
2 物質文化の探究(物質文化とスタイル;寺や墓に見る移民の社会的戦略;身体に埋め込まれた技術―東部インドネシア・北マルク地方の土器作り)

著者等紹介

後藤明[ゴトウアキラ]
1954(昭和29)年、宮城県生まれ。東京大学修了(考古学)、ハワイ大学Ph.D.(人類学)。調査地はオセアニア、東南アジアおよび日本。専攻は物質文化や言語文化の人類学的研究。著作〈単著〉に1996『海の文化史―ソロモン諸島のラグーン世界』、未来社。1997『ハワイ・南太平洋の神話―海と太陽、そして虹のメッセージ』、中央公論新社。1999『「物言う魚」たち―鰻・蛇の南島神話』、小学館
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