内容説明
被災した現場で一人ひとりの体験に耳を傾ける二つの番組「証言記録東日本大震災」と「あの日わたしは」(NHK総合テレビで放送中)を再構成して活字化。未曽有の大震災に向き合った格闘の日々、その後の鎮魂の日々を記録として残すとともに、防災・減災のために何ができるのか、地震大国・日本で共有されるべき体験談を収載する。
目次
第1部 岩手県(陸前高田市―消防団の見た巨大津波;大槌町―津波と火災におそわれた町;山田町―それでも海に生きる;宮古市―三陸鉄道を襲った大津波;あの日わたしは)
第2部 宮城県(女川町―静かな港を襲った津波;石巻市―北上川を遡った大津波;山元町―“ベッドタウン”を襲った津波;気仙沼市―津波火災と闘った島;あの日わたしは)
第3部 福島県(南相馬市―原発危機 翻弄された住民;大熊町―1万1千人が消えた町;三春町―ヨウ素剤・決断に至る4日間;浪江町―津波と原発事故に引き裂かれた町;あの日わたしは)