出版社内容情報
日本初の女性総理大臣を目指す政治家小池百合子。出自から、思想、遍歴、野望、弱点まで…その正体を暴いた警告の書。
内容説明
「希望」という名の絶望を読み解く。
目次
第1章 小池百合子とは何だったのか(空っぽの独裁者「小池百合子」;ポスト・トゥルースの政治家)
第2章 だから何度も言ったのに(だってだって女の子なんだもん;竹中平蔵とワクワク勢力;森友学園事件は映画化すべし)
第3章 保守政治の崩壊(ほとんどオウム真理教;大河ドラマなら四五話あたりの感じ;「都民ファースト」というファシストの会)
第4章 バカは何度も騙される(安倍政権の本質はカルト;政治にワクワクもSPEEDもいらない;自民党長老は共産党と手を結べ)
著者等紹介
適菜収[テキナオサム]
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハイランド
58
また読んでしまった。毒を食らわば…である。筆者の手の内は読めてはきたが、相変わらず口が悪い。小池都知事を表題にしているが、中身の半分以上は現首相への批判(というか悪口)。言っていることは理解できる。共謀罪の導入、残業代フリーの働き方改革、来春の消費税率アップにオリンピックに向けた2時間(!!)のサマータイム制導入の検討。これでも安倍批判は許さないという人達は、政治に何を求めているのだろう。安倍三選が確実視される状況。この政権が続くあと三年で、日本はどう変わっていくのだろう。オラなんだかワクワクしてきたぞ。2018/08/22
LastSamurai03
6
読んでいる中で、著者が繰り返し述べている”改革幻想に囚われた四半世紀の日本”と同じ時期に自分は生きてきたのだなと気づいた。 結局、この四半世紀で学んだことと言えば、自由や精神的自立、利益至上主義の算盤勘定を振りかざして、個人を中間共同体から引剥がしたら、根無し草になった個人が大衆運動に没入して、全体主義に突き進むという19~20世紀で何回も人類が経験してきた結果の再確認に過ぎなかったということだろう。 現代日本で保守主義がどうあるべきかを学べる良書。2018/01/11
オールド・ボリシェビク
3
現代日本へ捧げる憂国の書。茶化したような筆致だが、内容は意外と濃いぜ。2018/06/30
Masakazu Fujino
3
「政界のルー大柴」 壮大なる空虚2017/12/11
松田宮子
3
人が、野蛮であることを自覚しないのは罪であると思いました(*´・ω・`)2017/12/05